文字を目立たせるデザインテクニック5選
【NG例と正しい方法をデザイナーが解説】
「文字を目立たせたい」と思ったとき、あなたはどうしますか?
大きくする、色を変える、影をつける、枠をつける……
やり方を間違えると逆に「読めないデザイン」になります。
現役デザイナーの目線で、よくあるNG例と正しい方法を5つにまとめました。
色を変えるだけでは目立たない
「強調したいから色を変えた」よくあります。
目立たせようとして黄色や水色で文字を強調しようとして、むしろ見えなくなっているデザインをSNSでよく見かけます。
正しい考え方
- 黄色や水色を使いたい場合→その色より濃い色を強調色にする
- 迷ったら一度画面から離れて目を細めて見る。何色が目立っているかがはっきりわかります
ドロップシャドウはダサい?安易に使わず文字を目立たせるプロの技
フォトショップの「ドロップシャドウ」は初心者がハマりやすい罠です。
影をつければ文字が浮き出て見える……気がする。でも実際には読みにくくなることがほとんどです。
そもそも、あなたの身の回りのおしゃれなデザインに影がついてますか?たぶんついていないはずです。
正しい使い方
ドロップシャドウに頼る前に、まずこれを試してください。
- 文字の色や配置を変える
- 文字の下に四角(ボックス)を敷く←これが一番手っ取り早い
- 背景の明るさや彩度を調整する
境界線(文字の枠線)も基本はNG!ごちゃごちゃしたデザインを回避する方法
ドロップシャドウと同じく、境界線(文字の周りの枠線)も初心者がつけがちな機能です。
ドロップシャドウ+境界線+文字色を変える……この3点セットをやってしまうと、もうデザインがごちゃごちゃです。
境界線を使っていい場面
- YouTubeのサムネイルなど、あえてポップな印象を出したいとき
- 背景がどうしても複雑で、他の方法では対応できないとき
同じ数値でも色によって文字の大きさは変わる
これ、知らないデザイナーが意外と多いです。
白文字と黒文字を同じフォントサイズで並べると、白の方が大きく見えます。
白は「膨張色」、黒は「収縮色」だからです。つまり数値を同じにするだけでは見た目が揃わないんです。
正しい対処法
- 黒文字を白文字に揃えたい場合→黒文字のサイズを0.5pt程度大きくする
- または黒の色を少し薄くして「軽さ」を白に近づける
すべて明朝体にせずゴシック体とバランスを取る
文字を目立たせたいからと、すべての文章を強そうな明朝体だけで構成していませんか?
すべてを明朝体にしてしまうと読者の目が疲れやすくなり、かえって視線が流れて何一つ目立たなくなってしまいます。
正しい対処法
- すべての文字を同じフォントにするのではなく、ゴシック体などとバランスを考えて構成する。これによってお互いの文字が引き立ち、自然に目立つようになります。
- さらに、文字色を真っ黒(#000000)からほんの少しグレーに寄せてあげる。これだけで一気に目に優しくなり、圧倒的に見やすく・伝わりやすいレイアウトになります。
まとめ
文字を目立たせるテクニックを5つ紹介しました。
| やりがちなNG | 正しい考え方 |
|---|---|
| 色を変えるだけ | コントラスト(明暗差)で目立たせる |
| ドロップシャドウを安易につける | 文字の下にボックスを敷く |
| 境界線を重ねる | 背景か配置を工夫する |
| 数値で大きさを揃える | 見た目で揃える |
| すべて明朝体+真っ黒文字 | ゴシック体とのバランスと優しいグレー |
共通して言えるのは「安易な機能や色に頼らない」ということです。
フォトショップやイラレには便利な機能がたくさんありますが、それはあくまでも道具です。
大事なのは「どうすれば引き立ち、どうすれば読者の目が疲れないか」のバランスを考えてレイアウトすること。それができれば、文字は自然と目立つようになります。
