他人のレイアウトを真似する(パクる)のは危険

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他人のレイアウトを真似する(パクる)のは危険

yoko-haichi

こちらの画像がピンタレストでよく保存されます。ありがとうございます!

みどりさん

ただ、作った本人から少し注意点がありますので今回それをまとめます。

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表紙デザインは1、2、3を基本に配置

Pinterestからお越しの皆様へ

『他のレイアウトを見て、そのままを真似するのは危険』です。初心者デザイナーやノンデザイナーがする間違いとしてこのレイアウトを【そのまま真似してしまう】ことがあります。

今あなたは、レイアウトや全体構成で悩んでいるかと思います。画像を見てそのままレイアウトしてませんか?その行為、危険です。何が危険かというと【当てはまりません】具体的にいうとあなたのデザインと真似したデザインは意味や言いたいこと、伝えたいことが違うので当てはまることはありません。試しに一つひとつ配置だけ真似してみてください。多分あなたが納得できる配置はひとつも無かったのではないでしょうか。

自分もデザイン経験が浅い頃は真似していました

何個も何個もデザインを作ると同じレイアウトばかりになってしまい、デザインのネタ切れになってしまいます。そうして『何かいい感じのレイアウトないかなー』とピンタレストやGoogleの画像検索してしまうわけですね。それでいい感じのレイアウトを見つけては真似してみる。という流れです。

そして真似した結果、ほぼほぼ『なんか違う…』と思います。そして『時間の無駄だった…』とも。何か引っかかる、なぜかデザインに納得できない。これで本当にいいのかが分からない。色々と悩んでしまいます。実は、これには今作ろうとしているデザインの本質が理解できていないのです。先ほど書いたように自分のデザインと真似したデザインは意味や言いたいこと、伝えたいことが違うとレイアウトやデザインは必ず違ってきます。全く同じレイアウトになる訳がないのです。

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デザインのレイアウトを考える前に

デザインは【①素材を集める→②レイアウトに落とし込む】の順番ではありません①番は『伝えたいことを整理する』です。そのデザインで言いたいこと、伝えたいことを整理しなければいけません。ノートでもいいですし、実際の画面でテキストで打っても構いません。まずはテキストとして頭の中を整理しましょう。

デザインを作る順番

①言いたいこと、伝えたいことをテキスト(文字)として整理する

整理するときに伝えたいことの順番も決めましょう。この作業がデザイン完成後、1、2、3と見る側の順番でもあります。

②素材集め

その整理した内容はテキストがいいか、素材(写真やイラスト)の方がいいのか決めてから素材集めをします。どちらがいいかの判断は、『どちらのほうが伝わるか』で判断しましょう。例えばイチゴと書くのがいいのか、イチゴの写真の方がいいのか。美味しそうなイチゴを伝えたいのであれば『みずみずしい水滴がある赤いイチゴの写真』のほうが伝わると思います。もしそんな写真が見つからなければ『思わずかぶりつきたくなる真っ赤な苺』とか『のどが潤う、赤く大きな苺』とか言葉で勝負してみましょう。

また素材以外の日付や情報もしっかりと作り込んでいきます。(数字の大きさや文字の大きさ、フォントなども決めていきます)

③レイアウトしていく

最後にレイアウトをしていきましょう。ぶっちゃけ、ここまで考えたデザインであれば『レイアウト』はもうなんとなくイメージできているのではないでしょうか?あなたの頭では『こう言いたい(伝えたい)』とデザインする、見せたい順番は決まっているはずです。レイアウトは見せたい順番で配置していけば良いのです。それがあなたが『納得するレイアウト』の答えです。

どこかのレイアウトを真似したデザインと先ほどの順番で作ったデザイン、どちらが本当に納得するデザインですか?

レイアウトの基礎勉強は大事

ただレイアウトなんて勉強しなくていいわけではありません。基礎のレイアウトは勉強しなければなりません。デザインの基礎というか、人の目はZ型に目線が動きやすいとか、そういう基礎的なものです。いろんなレイアウトを勉強する際は『こんなレイアウト(配置)があるんだ、今度やってみよう』くらいに思っておきます。レイアウト全部を覚えておくなんてことも不可能ですし。

レイアウトの基礎をもっと学びたい方はこちらの本でOK!

レイアウトの基本を学びたい初心者デザイナーはこれ1冊でOKです。デザインレイアウトはもちろん、文字構成、写真と合わせたレイアウト、さらには色の組み合わせなど一式紹介されています。レイアウトは感覚でしょ。というデザイナーも家に置いておきたい本。また後輩や部下にレイアウトのことを教える際にも役立ちます。

 

※2017年に発行された増補改訂版(内容を増補し、全面改訂)が良いと思います(通常版は2012年初版発行)

 

まとめ【構図(レイアウト)の引き出しを増やす】

デザインにおいてレイアウトは伝えたいこと、言いたいことによって配置が変わります。他のいい感じのデザインレイアウトをそのまま真似してもいい結果には決してなりません。

今まで10年ほどデザインしてますが他のレイアウトを真似して『ピタっ』とハマったことなんてありません。

みどりさん

レイアウト、配置図の勉強は色々見てなんとなく自分の引き出しを増やしましょう。伝えたいことや言いたいことを整理すれば頭の中でふわっとレイアウトの全体構成も浮かんでくるようになります。『そんなイメージ浮かばないよ』と思うかもしれませんが、レイアウト配置に縛られずに伝えたいこと、言いたいことをしっかり整理して配置するほうが良いデザインといえます。

 

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