発達障害ASDのデザイナーがデザイン感じる(感じている)こと

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発達障害ASDのデザイナーがデザインに感じる(感じている)こと

ASD…自閉症スペクトラム。いわゆる発達障がいの一つ。ひと昔前は、アスペルガー症候群って言われてました(近年は言わないのでご注意を)。コミュニケーションやしゃべりとかが超絶苦手です。仕事中は、雑音とか人の話し声とか、人の顔とか視界に入るとダメです。なのでデザインするときは壁に向かって基本イヤホンしてます。

このブログはデザインや動画のことを書いてます。Macも触ったことない、デザインってお洒落っしょ!とか言ってた超未経験の自分が10年くらい経ってやっと『デザイナー』になれたので、今まで勉強した知識をブログに残してます。初心者デザイナーやこれからデザイナーになる人は是非ご参考に!中堅デザイナーの人は復習に是非。

ちなみに『未経験からデザイナーになるには』こちらで書いてます(経験談)。

未経験者がデザイナーになるには

普段のデザインの仕事

普段はインハウスのデザイナーです。仕事のデザインは商業デザインがメインです。ですのでおしゃれな、かっこいいデザインやロゴとかではなく、どちらかといえば『広告』です。デザインを使って“相手に伝えること”がメインです。かっこいいやオシャレは二の次です。

ASDと診断されてからデザインの見え方が変わりました

仕事をして、色々と違和感があったのでASDの診断を受けにいきました。それで、“普通にASDだね”って診断されました。そして、自分はASDなんだって自覚することができて良かったです。同時に『じゃあASDの特性をデザインに活かしてやろう』とも考えました。

具体的には、ASDは“過集中”ってものがあります。集中しすぎる、という特性があります。これをデザインしてるときに意識して集中モードに入ります。でも作業が終わったらすごく疲れるので諸刃の剣なんですが。

あと、自分がASDだって自覚してからデザインの”細部”が感じられるようになりました。デザインのここの違和感とか、色の違和感、大きさの違和感、そんな小さな違和感が感覚的にわかるようになりました。これはデザイナーとしてかなり大きい出来事でした。このブログは世の中のデザインや自分のデザインを見直して、その“違和感”を書くことが多いです。でも、“違和感”ってイコール、“見づらい”、“伝わらない”ってことだと思うのでデザイナー的にも本質だと感じてます。ですので、今からデザイナー目指す人や、今勉強中の人は是非読んで欲しいブログです。

まとめ

大変おこがましいですが、文字や色に敏感なASDが感じていることをブログに書いてますので、もっときついASDやADHDを持っている人、生きづらさを感じてる人は“デザインがこう見えている”と思ってデザインをして欲しいです。

ASDの自分が苦手なデザイン(広告)…ギラギラしたもの、アイキャッチが強いもの(例えば目のアップとか、目を横や逆さにしたものとか)、色(彩度)が強いもの、ごちゃごちゃしたもの、文字が読みづらいもの(文字が文字でなく、デザイン化されすぎなもの)は嫌いです。デザインを見てたら気持ち悪くなります。多分“読もうしたり”、“理解しようとして”脳がつかれるんだと思います。

ASDを持った個人の意見ですが、この記事を見たデザイナーの方々、これからデザイナーを目指す人、勉強中のデザイナーの皆さん、なんかいい感じのデザイン、綺麗なデザインではなく、ASDやADHDの人、いろんな発達障がいを持った人でも理解できるデザイン、心が豊になるようなデザインを是非お願いします。

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