何でもクライアントにヒアリングしちゃうデザイナーの正体

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何でもクライアントにヒアリングしちゃうデザイナーの正体

皆さんの周りにいませんか?

『ヒアリング(聞き取り)が多いデザイナー』

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『御社の強みは何ですか』

『こだわっているところは、どこですか』

『ロゴ作成には、どんな思いがありますか』

『このデザインで何を伝えたいですか』

『他に何に困ってますか』

『イメージカラーはありますか』

『イメージはありますか』

……..

あなたがクライアントならどうですか?

.

.

.

うざいです。

確かにヒアリングは大事です。デザイン提出後に『イメージと違う』などと根拠もない修正をもらうリスクを防ぎたいですし。『〇〇って言ったじゃん!』とクライアントにも言えますね(言ったところでくつがえることもしばしばですが。)。

でも、『そんなに多く質問(ヒアリング)する?』っていうデザイナー周りにいませんか?

逆に相手の思いを根掘り葉掘り聞いて『全部デザインに反映できるの?』と思ってしまいます。

 

そんなヒアリング大好きデザイナーの正体は、

『相手と会話しながら自分のイメージデザインを膨らましてるマン』です。

自分一人でなく、相手と会話の途中にデザインのヒラメキを探してるんですね。

よく『会話しながらじゃないと〇〇できない』とか聞きますし、『誰かと会話してるほうが仕事が進む』、なんて言う人もいました。

まぁ分からないでもありますが、聞いてる側はちょっと、たまったもんじゃないです。クライアントも『こんなに答えないといけないの?』『デザイナーなら少しは、くみとってよ』と思ってるハズです。

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デザインは提案力も大事

世の中そんなに、自分の思いや会社のことを『言語化』できる人はいません。自分の思いを相手にわかりやすく伝えられる人間なんかほんの一握りです。社長や上司もそんなに言語化できるわけではありません。だからデザインや写真、映像などを通して思いを伝えるんです。

まずデザインを頼まれたら簡単に相手の思いやイメージを軽く聞きましょう。

その後はデザイナーの腕の見せ所です。

ホームページを見たり、クライアントの好きなものを調べたり、SNSを見てみたりたくさんの調査をしてみます。そしてクライアントのお客さんはどんな人なのかを想像してみます。

直接相手に色々聞かなくても、まずはデザイナー自身で色々調べることが大事かと思います。

その上で『御社のホームページ、SNSを拝見し、私は〇〇と感じましたので〇〇というデザインはいかがでしょうか』と提案できる力が必要です。

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実際にはどうすればいいの?

僕の事例で恐縮ですが、先日営業マンの友人からロゴを頼まれました。

クライアントいわく『英語のFをモチーフにシックな感じで』とだけ依頼だそうです。それだけではさすがに情報が少なすぎるので色々とヒアリングしたいデザイナーもいらっしゃるかもしれません。そこは少し踏みとどまって相手のSNSやホームページを見てみましょう。ある程度クライアントのイメージや意向が分かるのではないでしょうか。

ちなみに僕はシックと言われた後、特にヒアリングせず『少し縦長なロゴ、ネイビー(紺色)なイメージ』でロゴを作成しました。また『クライアントのお客さんを“You”として『F』と『You』を組み合わせたロゴを5つほど提案しました。クライアントも喜んでいただいたみたいで良かったです。

ロゴデザインを提案する時のコツ

クラウドソーシングを何度かやっているとクライアントのロゴ作成するときの共通点が見えてきます。僕が感じたロゴ作成時の共通点、順番をご紹介します。

・何かをモチーフにする

クラウドソーシングを見ていると、この『〇〇をモチーフにしてほしい』『会社の頭文字の〇〇を使って』と言う場合が多いです。デザイナー側も『御社の〇〇をモチーフに』と提案文を書き出している場合が多いです。この手法は鉄板と言えるでしょう。

・モチーフに何か掛け合わせる

ただのモチーフをデザインするだけじゃ、つまらないです。それは単に英語のAやBを新たにデザインしているだけです。ではなくて、そこにデザイナー自身が感じたこと、提案したいことを組み合わせてロゴを作成します。例えば、

・クライアントのお客さん(ユーザー)を表す何か

・クライアントが抱く思いや、こだわり

・デザイナーが感じたストーリー

・体験や思い出をセットに

特に4つ目の『体験や思い出をセットにすること』は効果ありです。

ここら辺のお話は、また詳しく書きますね。

少し話がズレましたが、まとめると、

『何かをモチーフにする×デザイナーが感じたこと(提案したいことなど)を組み合わせる』

これをすることでオリジナルなロゴがデザインできるのではないでしょうか。

まとめ

今回は皆さんの周りにいる『何でもヒアリングしたがるデザイナーの正体』と『ヒアリングしない時のデザインのコツ』をお話ししました。どちらも悪くないですし、両方ともリスクとメリットはあります。ただ『何でもヒアリングする』より、一言だけクライアントの思いを聞いてデザインを提案できるデザイナーの方が実力は感じられますし、クライアントも『こんなに思いをくみとってくれた!』と信用度も増すのではないでしょうか。

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