デザイン初心者の副業のコツ【4ヶ月で見出したクラウドソーシングのコツ】

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デザイン初心者の副業のコツ【4ヶ月で見出したクラウドソーシングのコツ】

デザイン初心者で副業はできるのでしょうか。答えはできます。『副業を目的としてデザインをやるか』『デザイナーを目指す過程で副業をするか』微妙に違いますが、ここでは『デザイナーを目指す過程で副業をするか』のお話をしようと思います。少し長いです。

デザイナー初心者はは勉強、勉強で企業に勤めてもアシスタントの作業ばかりで実際『おもしろくない!』です。思ってたデザイナーとは程遠い仕事をします。じゃあ自分で営業して案件取って来れれば一番ですがそうでもない方、『クラウドソーシング』がオススメです。中でも自分は【ランサーズ】が一番しっくりきました。

クラウドソーシングとは

企業が外部(インターネット上)に案件を出して募集する。それを見ているデザイナーなどがコンペ形式などでデザイン案を提出、その中から企業が報酬とともにデザインを選んでいく。

実際、4ヶ月クラウドソーシングをしましたが、かなり勉強になりました。何となくの提案時の対策もわかりましたので『そのコツについて』『なぜやめたか』も書きます。

クラウドソーシングの良いところ【勉強になったところ】

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他の提案者のデザインが見える

これはかなりびっくりしました。コンペの中で『公開』と『非公開』とあるのですが『公開』の案件は他の提案者の作品が一覧で表示されます。どんなレベルの人が提案してるのか見ても良いし、デザインの勉強だけでも眺めるだけでも良いし、かなり価値のあるシステムだと思います。実際自分ではできないようなレベルのデザインもたくさんありますしとても勉強になりました。

自分のデザインを説明できる力が身につく

コンペ形式では作品とともにテキストを打ち込む場所があるのですが、そこで自分の作品をアピールすることができます。

【お世話になります。〇〇です。△△についてご提案いたします。よろしくお願いいたします。】

こんなの書いてもダメです。他の提案者はもっと書き込んでいます。

【ご提案のロゴは〇〇をモチーフに△△というデザインをご提案いたしました。SNSやWebなどでも映えるよう色彩にもこだわり汎用性を持ったデザインとなっております。色やフォントのご指摘あればすぐ対応いたします。】

みたいな。

またデザインは『自分の作品が文章や口頭でも説明ができる』ことはかなり重要です。クライアントや先輩や上司に『何でこの色なの?』『何でこのフォント(文字)の形なの?』と聞かれた時に『いやー、かっこ良くないですか?オシャレだと思うし、いい感じだと思いますよ』とか言ってるのではマジでダメダメです。全て意味を持ってデザインしないといけません。『この色は御社の〇〇という理念をイメージし、このフォントもHPとの相互性や〇〇様の強い志を表現しております。また御社のSNSのロゴにも使えるよう△△というちょっとしたデザインのコツも含んでおります。』みたいな。自分のデザインを説明して、相手をさらに納得させることができなければなりません。

実際にコンペに参加するときのコツ

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他の提案者のデザインを見過ぎない

いざ提案する時は見ない方が良いでしょう。見すぎると他のデザインに無意識に引っ張られて、自分のデザインがパクリ作品になる可能性もあるので『非公開』のコンペがオススメです。見る場合は、“全体的にこんな雰囲気か”とか、“他のより自分のデザインの方が良いものができる!”とか程度にしておきましょう。提案画像とともに書いてある文章もかなり説得力のある文章を書いています方もいらっしゃいますので参考にするのが良いです。

出品者の文章を鵜呑みにしない

※これはクラウドソーシングだけのコツです。本当の広告デザインとの考え方とは少し異なるので注意してください。

出品者の中には提案デザインをインスピレーションで選ばれる方もいます。出品側の想いと実際選ばれたデザインを見比べるとデザインのレベルや内容に疑問を抱く場合もあります(全部ではない)。インターネット上の受注だと相手の顔や好みなど直接話を聞けれないという欠点もありますのであまり深く考えすぎず提案することをオススメいたします。

自分のデザインをいい感じに説明する

※これはクラウドソーシングだけのコツです。本当の広告デザインとの考え方とは少し異なるので注意してください。

鵜呑みにいなくせず、深く考えないように提案するのもオススメと書きましたが、提案時の文章もあまり深く考えないように書くのがいいでしょう。とても悪く言うと、デザイナーの言う言葉で相手を騙すということです。言葉巧みに書くということです。

合成画像を作る

ロゴなどのデザインをイメージしてもらうために名刺イメージや窓に合成したものを一緒に提出します。実際、選ばれるデザインの中には、ロゴだけを提出するより合成イメージを一緒に提出する方が多かったように思います。

合成イメージは【MOCKUP(モックアップ)】と呼ばれるものです。検索エンジンで【MOCKUP 無料】とかで検索すると無料のフォーマットがダウンロードできるサイトがたくさんヒットします。かなりクオリティが高いので、そのままデザインの素材としても使えます。

なぜ、やめたか

実際4ヶ月ほど、仕事のない週末に続けていました。当選は取れなかったけど銀賞は取れて実際満足感が出てしまったことが大きいです。

他の要因としては

  • ボツになったときのデザイン案が勿体無いと感じた。
  • レベルの低いデザインでも当選しているのに疑問が残る。そういう方は10年前とか多分クラウドソーシングが流行る前からやっている方々でした。言い訳ですが新参者はなかなか厳しいと感じた。(中には登録日数が少なくても当選するデザイナーはいるので実力だとは思います。)
  • 時間のムダだと感じるところが増えてきた。
  • このHP作りにかける時間の方が楽しくなった。

まとめ

今回は初心者デザイナーの副業について、手頃にはじめられる【クラウドソーシング】について書きました。実際やってみて思うのは、マジで勉強になりました。仕事では企業中のデザインしか勉強にならないけど全国各地のデザインやデザインの意図がリアルに見られる、自分のレベルが知れる、デザインの説明の勉強になる、合成イメージのことをMOCKUPということも知りませんでしたし、本当に自分に財産になりました。まだ登録したままなので気が向いたらまたやってみようと思います。

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