デザインは引き算が大事
は?デザインは引き算??算数?
デザインを作っていくと、どんどん素材やレイヤーを重ねたり組み合わせていきます。がっつり作り込むとて50枚ほどの素材や文字が重なってます。作り込むことはとても大事ですが、それ以上にある程度作ったら、素材を消していくことも大事です。
デザインは足し算ではなく、ある程度まで行ったら引き算です。
例えば【キラキラ】に見せたいとき。こんな風に素材を足していくのでもいいのですが、ある程度作ったら周りを消していく、外していくのも手です。
消していくというのは【見やすく】【シンプル】になっているので、それはそれでデザインとしては正解です。この作業、自分との戦いが始まります。『せっかくいい素材』『せっかく作り込んだデザイン』をズバっと削除するので、なかなかつらいものがあります。
消していくときのコツ
デザインにはメインとなる素材やテキストが、必ずあります。足していく素材は『そのメインをより引き立たせるモノ』なので、そのメインをじっと見つめながら表示、非表示を繰り返して『無くてもいい』『無い方が目立つ』と感じたら思い切って消します。この『思い切り』がかなり重要です。綺麗、かっこいいだけのデザイン=広告として良いデザインではないので。
デザインを引き算していくと、いいことがある
素材を消していくと、良いことだらけです。
データが軽くなる。
データが重たいと遅くなり、データが開かなくなり、人に送るときも一苦労です。
デザインがシンプルになって他人が見ても見やすくなる。
シンプルで伝わるのであれば広告としても良いことです。情報を詰め込みすぎると見てる人がしんどくなりますから。情報とは文字だけでなく、色や効果なども全て情報となりますので注意です。
光らせるときのコツ
素材を光らせたいときに注意したいのが『光=ぼやっとするもの』という認識を持つことも大事です。光っているとその素材の周りがぼやけていると思います。ぼやけていると見えづらかったり、周りと同化することになります。『光らせたい=目立たせたい』ことなので、やりすぎたりすると危険です。メインの素材、アイキャッチの近くをさりげなく光らせると目立たせることができます。また『光らせたい=かっこよくしたい』の思考は広告デザインとしてはダメだったりします。『光らせたい=目立たせたい=より伝わるようにしたい』が本質です。
まとめ
デザインは引き算と良く言われるので、その意味とコツを書きました。自分のデザインを思い切って消していくのは、なかなかつらいですけど消していくと『あ、こっちの方が見やすいかも!』と気付けるのでとてもオススメです。どうしても消せないものがあれば、周りのデザイナーや先輩に見てもらって、引き算をしてもらいましょう。先輩に見てもらったときに、ズバババっと全部消されてもめげずに頑張ることも大事です。(初心者のうちは、普通によくありました。)