デザインを背景から作ってはダメな理由

デザインを背景から作ってはダメな理由【『デザインをつくる意味』から考える】

デザインを作る際、どこから考えて作成しますか?レイアウトからですか?背景デザインからですか?

それダメですよ。

今回は『デザインをつくること(意味)』について分解して考えてみます。

※今回の記事は特に『商業広告』に関わる皆さんは必読です。

『デザインをつくること(意味)』とは?

なぜあなたはデザインを作るのですか?様々な理由があると思うのでざっと並べてみます。

・自分の作品を作るため

・商品を売るため

・デザインのスキルで稼ぎたいため

・デザインで世の中を変えたい

・クライアントの意向をデザインで伝えたい

・コミュミケーションのため

・言葉では伝わらない部分を伝えるため

・デザインを通して内容を伝えるため

ざっと細かく言えば同じ内容になりそうなのでこの辺で。

デザイナーが思うデザインとは、共通して言えることは『(〇〇を)伝えるため』なんだと思います。

※最近はデザインで稼げる!みたいな広告がよくあると思うのですがあれは『稼ぐこと』が一番の目標であり、『デザイン』は手段になっています。つまり稼げれば手段は問わない。デザインがしたいのではなく、稼ぎたい人に響く内容になってますので今回の話とは別とします。

僕はしゃべりで人へ伝えるのが苦手なので、デザインを通して自分やクライアントの思いを伝えるためにデザインをしています。デザインは言葉としても伝わりますし、感情へのアプローチにもなります。

さらにデザインではイラストや写真だけよりも何か『言葉』があったほうが伝わります。綺麗なデザイン、イラスト、写真を見て『かっこいい!』『好き!』『いい!』と思うかもしれません。こういうデザインは感情に伝わるデザインであることが多いです。

でも、ぶっちゃけ『何が言いたいのか』まで分かりますか?

『このデザインは〇〇ということが言いたいのだろう、やはりすばらしいデザインだ。』とか思っても、伝わる内容や感情は“人それぞれ”になってしまいます。

ここに何かの言葉があれば、伝えたい内容は共通で伝わります。

言葉を入れない時というのは、言葉よりも写真やイラストの方がより伝わる時です。

素材をお借りしております。(http://flat-icon-design.com/

『りんご』と文字で表現するよりも『りんごのイラスト』のほうが伝わるかと思います。

デザイナーはデザインを見た人の分母を考えます。どういった人が見るのか想像しながらデザインします。国内の人?海外の人?年齢はどれくらいの人?さらにはどういったシチュエーションかも考えます。スマホ?SNS?HP?街中?雑誌?新聞折込?

その中で分母が多い状況を想像しながら作成していきます。

今までの話をふまえて、もう一度聞きます。

デザイン、背景やレイアウトから作りますか?

もはや背景やレイアウトは関係ないですよね。デザインの重要度、一番低いくらいに思いませんか?

背景やレイアウトから考えることは時間がもったいないです。その時間があれば言葉や、もっと伝わる方法はないかなどを考えたほうが良いです。さらにはさっさとデザイン作って、会社なら早く帰ったほうが良いです。

今回の話、まとめておきます。

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背景やレイアウトからデザインを作ってる人のデメリット【まとめ】

・デザインの重要度が低い箇所から作成している

『伝えること』を一番に考えていたら、背景からはデザインしないですよね。

・無駄な時間を過ごしている

背景のあとに『伝えること』をデザインしていくと、その背景、意図と違うので不要になるかもしれません(このパターン、多いです)

・本来のデザインの意図を間違えている(『伝えること』という目的からズレている、邪魔している)

その背景やレイアウトは本来の意図と合ってない、もしくは他のメインキャッチなどを邪魔している、見づらくしているかもしれません。

背景やレイアウトから作ってるデザイナーの方いらっしゃいましたら、再度『自分がデザインを作る意味』について考えてみるといいかもしれません。

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背景からデザインを作るときのデメリット

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