モーショングラフィックス、アニメーションがおしゃれなPV&MV

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モーショングラフィック、アニメーションがおしゃれなMV&PV【2021年秋-更新版】

昨今日本の動画作成、動画編集では『モーショングラフィックス』や『アニメーション』を使ったワンポイントやそれ自体をメインとした作品が流行しています。CMや企業ロゴにも多く使われています。静止画で見せるよりも少しアニメーションされた方が目に止まったりイメージも同時に与えることができるのでとても注目されています。

有名なモーショングラフィックスのデザイン会社は『LIKI』さんです。

https://www.likiinc.com/

モーショングラフィックスを作成している方、勉強している方、まだLIKIさんを知らない方は一度見てみてください。その精密さに惚れますよ。見たことあるCMもたくさんあります。

音楽のミュージックビデオ【MV】に注目

CMやyoutubeの動画でも多く使われてますが、最近では音楽のミュージックビデオ(以下:MV)でたくさん使われています。2020年の春くらいに動画編集界隈のTwitterで“これはヤバイ”と盛り上がったMVがこちらです。

※リンクのURLはyoutubeの公式のみ表示してます。

※二重かっこ(『〇〇』)が曲名です

chelmico『Easy Breezy』

チェルミコです。リップスライムのような少しユルめな日本語ラップのアーティストさんです。(実際二人はリップスライムのファンです。)聴いているとくせになります。

こんな感じでモーショングラフィックスやアニメーションが使われているMV&PVを色々ご紹介します。

MVとPVの違い

ちなみにMVは『ミュージックビデオ』の略です。アーティストのPVを指しています。PVとは『プロモーションビデオ』です。プロモーションなので音楽以外の動画を指します。これはMVでこれはPVでというハッキリした区別は無いように感じますので同じ意味として、音楽のPVをMVと覚えておけば良いと思います。

他にもある、モーショングラフィックスやアニメーションが使われているMV&PV10選【2021年秋更新版】

SEGA『セガ新作RPG ティザートレーラー

2021年の夏に公開されたこちらのティザーです。文字に『パスの動き』と少し『ノイズ加工』が使われています。文字を動画に載せる際に参考になるかもしれません。

TK from 凛として時雨 melt (with suis from ヨルシカ)

凛として時雨(りんとしてしぐれ)のソロプロジェクトです。2019年冬の中で一番聴きまくった最高にエモーショナルな曲です。寒い夜にイヤホンで爆音で聞くと情緒溢れる作品が浮かびそうです。

TK from 凛として時雨 『will-ill

もうひとつTK from 凛として時雨の2021年秋の新曲です。小さい明朝体で全体的に文字や線が使われています。逆さにしたり反転させたり。文字を装飾として出現させていますね。明朝体を装飾に使用すると動画は『大人っぽくかっこいい感じ』にまとまりますので自分のデザインの引き出しに入れておきましょう。

フレデリック『Wake Me Up』

一度聴いたらそのテレテレのリズム音が離れなくなるフレデリックです。まだフレデリックを知らない方はオドループ(https://www.youtube.com/watch?v=PCp2iXA1uLE)やオンリーワンダー(https://www.youtube.com/watch?v=oCrwzN6eb4Q)もオススメです。メンバーよりもダンスが気になってきます。そしてフレデリックが気になってくるとボーカルとベースが双子ということが分かり、“顔、似てないな”と変なところも気になってきます。そうなってくるともうフレデリックの虜です。

デジタル庁『2022年デジタルの日オンラインイベント開催!

2021年に発足したデジタル庁のYouTube動画です。モーショングラフィックスの基本(文字の位置移動とイージーイーズ、ノイズや点滅など)が詰まっています。デザイン的にもシンプルでおしゃれですね。動画編集、初心者の方は要チェックです!

ここからアニメーションPVのご紹介です

スクウェア・エニックス『タクティクスオウガ 運命の輪

こちらは僕が昔から見ているティザー映像です。動画の1分頃から注目です。トランジション、カメラ、ぼかし、アクセントなどの動きとBGMがマッチしていて鳥肌ものです。動画を見つけた当時はどうやって作ってるのかさっぱりでしたが、動画編集を勉強していくうちに『多分こうやって作ってるな』が分かってくると“自分の成長”が感じられます。

スクウェア・エニックス『Project TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)ストーリートレーラー

タクティクスつながりでスクエニの2021年発売の最新作です。素材平面のまま手前と奥に配置してカメラで立体に見せています。他にもにじみで素材を出現させたり。YouTubeにアップされているアフターエフェクト(Ae)のチュートリアルで何となく構造が分かってきそうですね。

参考チュートリアル

手描き風動画の作り方【After Effects チュートリアル】

3Dレイヤーとカメラワーク!表現が広がる3Dレイヤー講座② 【AfterEffectsチュートリアル.008】

ハイパーグリフ『アークナイツ  ティザーPV

これは海外のミクスチャーBGM(Starset「Monster」)がカッコ良すぎる!ミクスチャーとアニメを組み合わせたのは珍しいですね。こちらも先程のチュートリアルを参考にすれば静止画でもかっこいいアニメーションができそうです。あとカメラ位置にエクスプレッションのWiggleでランダムな揺れを加えると良さそうです。

【参考】火の粉の作り方

動画内で炎が散っているのはこちらのチュートリアルで作れます。

(1回プロジェクトデータ作れば無茶苦茶、汎用性高いです)

toconoma 『DeLorean(デロリアン)』 

トコノマと読みます。全編GIFアニメのような繰り返しのアニメーションです。犬の耳が特にカワイイです。繰り返しがクセになります。

他にも、Highwind(ハイウィンド)という曲も全編同じようなアニメーションです。(https://www.youtube.com/watch?v=_-IINJ0UGR8

最後は、ちょっとPVでは無くニンテンドースイッチで発売されたゲームですけど。

ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

ペルソナのアニメーションは動画編集や動画作成、デザインからみても参考になる映像が多くあります。特にこの動画の2分3秒あたりからのロゴアニメーションは必見です。

まとめ

今回は音楽を聴きながらモーショングラフィックスやアニメーションも勉強になるMV&PV、ティザーなどをご紹介しました。是非、動画作成の参考やインスピレーションのお役に立てればと思います。

【おまけ】参考になる動画構成ストーリーを4つご紹介

動画を作る際に一番悩むのが『構成』です。どんな流れにしようか、いわば台本ですね。起承転結とまではいかなくても、何となくイメージはできた上で動画編集を始めたいですね。とりあえず素材を並べて、トランジションなどで動画をつなげて、タイトルとモーション作ってでは味気がありませんし何だかよくわからない長いだけの動画になりがちです。もっとオリジナリティというか、自分らしさも入れたいと思うのではないでしょうか。

おまけでは僕が動画作成の前にイメージを膨らませるために、参考にしているストーリー構成がある映像をご紹介します。皆さんもこちらで想像力や動画全体のイメージを是非参考にしてみてください!

McGuffin 『Sympathy with 琉花 “いつの間にか継承してきたこと”』 

McGuffinのチャンネルはおしゃれなものばかりです。なかでもこちらの映像はリズムも構成も良くお気に入りの動画です。おしゃれなVlog、インタビュー動画などの動画編集を作りたい時に是非。

バンダイナムコ『「#TEKKEN7(鉄拳7)」 Season4 ティザーPV)』 

格闘ゲーム『鉄拳』のティザー映像です。とてもシンプルで凝った動画編集はしていません。でもかっこいいし胸が高鳴ります。音楽とのタイミングやブレイク(音が止まってまた始まる箇所)のタイミングなどが最高です。ぶっちゃけ動画編集っておしゃれなトランジションや流行のグリッチノイズなど凝ったデザインしなくても文字の出るタイミングや画面切り替えのタイミングでいい感じになります。このタイミングを鍛えるには音楽をたくさん聞いて胸が高鳴るタイミングなどを勉強した方が良いです。動画編集するならBGMとのタイミングも大切です。

高澤けーすけ 『Good Life in Hokkaido | Cinematic Vlog with Sony A7III』 

Vloggerの高橋けーすけさんです。先程トランジションを否定してましたが、最近トランジションの勉強のために高橋けーすけさんの動画見てます。オススメです。スマホのカメラで試したくなるようなオシャレなVlog映像を作る際に是非。Good Life in Hokkaidoで参考にしたい箇所はOPから本編いく前にBGMが一度終わる箇所です。つまりBGMを2つ使用しています。動画編集では全体構成に対してBGMの尺が足らない場合がよくあります。そんな時にこちらの動画を参考にBGMの切り替えタイミングなど参考になります。

博報堂『絶対に本音で話さざるを得ない説明会』 

最後は博報堂の就活動画です。もうこれは企画ですね。企画が凄すぎて動画編集がどうのこうのの話じゃないです。動画編集というかプロモーションですね。ただ、本来の動画作りってやっぱり企画やプロモーションが先にあって、そのあと『じゃあYouTubeでも流そう、動画も作ろう』の順番なので本当にゼロからモノを考えるということを改めて考えさせられる動画です。

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