素材を使って奥行き、迫力を出す方法
今回は素材を大きく使って奥行き感を出し、デザイン全体に迫力を出す方法を紹介します。素材は花びらが良く使われます。花びらをデザイン全体に散らばせて迫力を出していきます。
こちらのデザインに花びらを散らしていきます。
さっそく、サンの周りに花びらを配置、まとわせていきます。
これではただ散らしただけで迫力が出てないですね。紙面の余白を埋めただけです。むしろなんだか良くわからない感じで元の画像より悪くなってますね。
手前に花びらを【大きく】配置する
デザインの手前に花びらを大きく配置します。手前も奥も静止画だからないのではと思うかもしれませんが、目安として“中心部分が奥”、そして中心から外側に放射状に広がって、“画面の外側が手前”になります。目安の線などをざっくり書いてもいいですね。
応用編
応用として手前に持ってきた花びらを思いっきりぼかしても良いです。人の目線で見ているものにピントが合っている場合、手前のものはピントが合わないのでぼやけるのと同じ理屈です。ただしぼかしすぎたりすると画面全体が“ぼやっと”なりがちなのでやりすぎには注意しましょう。
注意点
花びらを適当に散らすと、その言葉通り目線も散ってしまうので花びらの配置には練習が必要です。練習方法としてはメインのデザインを見ながら、そのメインのデザインが沈まないように一枚ずつ配置していくのが良いと思います。
最後に光を入れたり、花びらの向きを微調整したりして完成です。画像をトリミングもしました。さらに細かい調整として木の部分も花びらと同様に手前部分(外側)も少しぼかしてます。
まとめ
今回は花びらをデザインにまとわせてデザイン全体に迫力を出す方法を解説しました。このテクニックをうまく使えば迫力が出るだけでなく、メインのデザイン(今回はサン)に目がいきやすくなるのでデザイナー初心者の皆さんは是非習得してください。改めてコツを書くと、下の3つです。
・デザインの手前と奥を見定める。
・配置する素材を奥を小さく、外を大きくして配置。その時、角度や向きも調整。
・外側に来る素材は、ぼかすと奥行き感が演出でき、迫力が出る。
デザインを繰り返していくと、素材を配置するための“奥行きを表す基準の線”が見えてくるので是非練習してみてください。
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