デザインに帯を入れて情報を分けるときのテクニック

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デザインに帯を入れて情報を分けるときのテクニック

デザインに帯を入れて情報を分けるテクニックは商業デザインでは一般的なテクニックです。同じデザインの中で、がっつり情報が違う時などに帯を入れて内容を明確に分けてあげます。ただし帯を大きくしたりたくさん入れてしまうと、本来の元のデザインを潰してしまい“何が言いたいのか”わからないデザインになってしまいます。ですので良いデザイナーはなるべく帯を多用しないようにしています。

帯を入れる時にしてしまいがちなこと

帯を入れると良くないこともあります。先ほど書いた帯を多用すると“情報が多くなりすぎて何が言いたいのかわからなくなる”ことが挙げられます。帯のデザインが増えるとデザイン上に色が多くなってしまいます。色が増えるのを避けるあまり、デザインと同色系の色の帯を入れてしまうこともあります。

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せっかく帯を入れているのに同系色を選んでしまっては意味がありません。

帯を入れる際のテクニック【帯の色を決める】

帯を入れるのは一つのデザインにせいぜい1つです。多くても2つまででしょうか。3つも4つも帯を入れると“情報が多くなりすぎ”ます。帯を入れる時に重要なのは“帯の色”です。帯はあくまでもサブの立ち位置ですから、メインのデザインが沈まないようにかつ目立つように色を選ばなければいけません。その際のテクニックをいくつかご紹介します。

①帯の色を黒か白にしてメインのデザインを“引き締める”役割を与える

帯をデザインの下に入れることによってデザイン全体が引き締まります。ですので帯をどのデザインにも合う黒色か白色にすれば、よりその効果が見てとれるでしょう。ただし、他の色を選ぶ際は入れる情報の内容にも注意して色を選びましょう。楽しい情報なのに黒や青の帯は入れないでしょう。黄色とかピンクを選ぶことをオススメします。

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基本は白色が黒色ではっきりと分けましょう。

②帯にもう一本細い線を入れる

デザインに帯を入れる場合、白や黒、他の色がどうしてもしっくりこず、同系色の色の帯しか合わないときもあります。そんな時は帯の上に白色や黒色で、もう一本細い線を入れてあげることにより帯として分けることができます。もちろん、デザイン全体も引き締まります。さらに、この細い線をデザイン上部(線を入れた反対側)にも入れてあげることで引き締まり効果が向上する場合もあります。

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同系色になってしまう場合は細い線を入れます。画像は白の線を入れました。

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帯とデザインの間、デザインの上に線を入れてもありです。(黒色の線を入れてます。)

まとめ

商業デザインでよく見られる、帯を入れるテクニックをまとめると、以下の3つになります。

・帯を入れすぎない(一つのデザインに1~2本まで)

・帯の色を選ぶ(白や黒を基本とし、帯に入れる内容によって色を変える)

・どうしても同系色になる場合、もう一本細い線を入れてみる(白や黒がベター)

ぜひ覚えておきたいテクニックです。

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