アイキャッチは1つまでが無難です【アイキャッチをまとめるテクニックも解説】
デザインを作る際にはアイチャッチを入れます。アイキャッチを入れることで目を引いたり(目を引いて、すぐに言いたいことに目線を誘導する。)、言いたいことをすぐ伝えられたりする役割があります。
アイキャッチで効果的なものは人や動物の顔、文字などです。しかし目を引くといって何個もアイキャッチを入れてしまうと目線がバラけてしまい逆効果になります。アイキャッチで人の顔をたくさんのせてもうざいだけです。
アイキャッチを多用した悪い例
もしアイキャッチを多く使用してデザインを作るとどうなるでしょうか。試しに作ってみましょう。

アイキャッチを多く入れ込んだ悪いデザイン。
キレイですね。嘘です。キレイかもしれませんが目線が定まらないと思います。アイキャッチが3つも存在しています。

アイキャッチが3つもあります。(赤丸部分がアイキャッチ)
オウムと人と真ん中の英語と3つ同時に目線がいき、なんだか疲れますね。しかもオウムと人が左右外側を向いてます。それぞれが外側を向くと、目線も自然と外(両端)にいくので余計に目線が散ります。本来言いたいこと(伝えたいこと)である、“アイキャッチは1つまでが無難です”という文章まで目線がいくことは、ほぼ無いでしょう。

本当に伝えたかったことまで目線がいきにくい。
ではこちらのアイキャッチを絞ってデザインを修正してみましょう。今回はオウムを“アイキャッチ”にします。
修正版
すっきりしました。オウムがアイキャッチとなり目を引く役割をしてます。そのまま“伝えたいこと”にも目線がいきます。(いきやすくなりました。)

アイキャッチをオウムに絞ってデザインを修正しました。
アイキャッチのあれこれ(関連記事)
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いやいや、元の素材、全部使ってもらわないと困るよ【さらに上のテクニックもご紹介】
素材を無くすのでなく、全部使ってください。
という方もいらっしゃると思いますので、人の素材、eye catchingの文字も使って修正してみましょう。
修正版②
左右外側に向いているオウムと人の素材ですが、反転して中央を向かせると目線が中央にいきデザインも落ち着きます。ただし写真を反転するのはあまり良い方法ではありません。というか人の写真を反転してはいけません。ご法度です。なぜなら、人の顔は左右対象ではありません。それを反転して使ってしまうと元の人ではなくなるからです。(実写の人以外なら、まだOKです。)ですので最初の画像、そのままの写真の方向でやってみましょう。

3つのアイキャッチをひとつにまとめる、というテクニックを使ってます。
オウムと人の写真ですが目線を合わせ(※本当に目線の高さを合わせるとバランスが合わなくなる可能性があるので、あくまでもデザイン的に目線を合わせましょう)、なるべく近づけます。(近づけ過ぎるとオウムなのか人なのか何なのかわからなくなるので注意)さらに真ん中重なるように文字を配置します。全てを近づけることによって3つのアイキャッチがひとつとして感じてもらえます。3つの離れていたアイキャッチをひとつの大きなアイキャッチにするイメージです。
まとめ
アイキャッチはとても魅力的で、良い素材があると全部使ってしまいたくなります。ただし全部使ってしまうと結果良いデザイン(見やすいデザイン)にはなりづらいです。アイキャッチとなる素材を厳選して一つに絞りましょう。どうしても増える場合は、最後の修正のように、素材を組み合わせてひとつの大きなアイキャッチへと変えましょう。