デザインに、線を入れるだけで奥行きが出る
今回は簡単に奥行きを演出できるテクニックをご紹介します。そのテクニックとは、デザインに線を入れるだけです。とても簡単なテクニックですので画像とともに見ていきましょう。ちなみに“デザインの奥行き”というのはとても重要な要素になります。フォトショップやデザインは動画と違い立体感や奥行き感を演出することは少し難しいです。しかしデザイナーなら画面も平面でなく立体的に見えていないと引きつけるデザインはできません。フォトショップの画面でも必ず立体に見えているはずですので、練習がてら見ていきましょう。
今回は以前作成したサンを使います。構図としては、①手前の木②サン③背景の光と3つの構図でできています。

先日作ったサンを使いましょう。
線を入れるとどうなるか
実際に線を横に1本入れてみます。

タイトル画像にもあったように、このように線を入れるだけです。
サンが浮いて見えますよね。この『線を入れるテクニック』はデザインでもかなり使われていてメインをより目立たせるテクニックとして色々応用してみなさん使っています。コツとしては構図の間に線を入れていきます。上の画像ではサンと木の間に線を入れてます。
応用①
応用として線を斜めにしてみます。

斜めとかにすると動きが出ますね。
これだけでデザイン全体に動きが出ました。サンも、“より飛んでる感”が演出できてます。
応用②
線を増やしたり、線の太さを変えてみましょう。

木の後ろに線を足してより動きをつけます。
木、サン、背景の光と3つの構図が手前の線、サンと光の間と構図が増えて、より奥行き感が演出できてます。
応用③
色を変えてみます。

色を変えてもアリですね。奥に行くほど空気がかすむので色が薄くなります。
デザインに合わせて線が主張しすぎないように色を変えてなじませるのもアリです。
応用④
線だけでなく図形などでもできます。

線でなくても図形でもいいですね。
よりデザイン性を強めるには単純な線でなくても図形や文字なんかを使って奥行き感を演出することもできます。文字を入れる場合は可読性に注意しながら読める程度に入れていきましょう。
まとめ
今回はデザインに線を入れることで奥行きが出ることを実際にやってみました。実はこの線は、構図それぞれの基準の線とも見ることができます。そのため最初のうちはこの“線を入れる場所”がわからなかったりします。そういう場合はデザインの中で色々と線を動かしてみることが大事です。実際に色々動かすことで“あ、ここに入れたら奥行きが生まれる!”という場所がわかってきますので是非やってみて入れる場所のコツも掴んでください!