ガイドサインは正しく作ろう
ガイドサインとはこういうやつです。
看板とか、建物内にある目印、サインですね。このサインのデザインについてお話していきます。
ガイドサインは老若男女、誰でもわかるものでなければいけません。誰か一人でも“ん!?どっちだ?”と一瞬でも迷ってはいけないのです。ガイドサインにデザイナーのエゴやインスピレーションなどを取り入れてはいけないものです。デザイナーは“誰にでも伝わるように”のエゴを持たなければいけません。今回はそんな“デザイナーがやってしまいがち”な悪い例をいくつかご紹介していきます。デザイナーの皆さんは決して真似してはいけませんよ。
真似してはいけない、ダメなガイドサイン
シンプルすぎる
建物のビジュアルやシンプルを追求しすぎて逆にわからなくなっているパターンです。削ぎ落としすぎてマークだけの物も中には見かけます。“よく見てください。右のマークは少し頭が小さくなっているんですよね”とか、そんなデザイナーのこだわりいりません。
フォントにこだわりがち
おしゃれなフォントにこだわりすぎて逆に読めない。この画像は特に読めないし、マークも分からないし。両方ダメダメです。なんなら、ちょっと顔にも見えてきます。
どっちの意味でも、とれるもの
OKなの?NGなの?マジで両方の意味でとれます。禁止の場合はちゃんと斜め線を入れるか、バツ印を入れましょう。
情報が多いもの
情報が多い!しかも英語で分かりづらい!完全に迷います。雰囲気だけのサインですね。雰囲気サイン。
色が近い
サインなのにマークの色が近いと認識が難しいです。特にお年寄りの方や色覚異常の方、視力が悪い方なんかは認識が困難でしょう。やめましょう。
単純に小さい
これはデザイナーが余白を意識しすぎちゃってるパターンです。ロゴと矢印の大きさが逆ですね。むしろこれはサインでなく、ただのロゴです。
目線を無視
これはデザインではなく設計や設置場所の話ですが、目線の先にサインが無い場合です。やたら上の方に設置していたり、設計者の目線でサインを設置してしまうパターンです。自分たち(設置した人)は見えても、お年寄りの方やこども達には見えない位置にあったり、そもそもサインに気づかないという感じです。ただ、デザイナーも自分が作ったデザインがお客さんにどう見えているのか、見えていないのか現場で確認する必要はあります。お店や建物の動線は確認するべきでしょう。
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まとめ
このようにデザインやデザイナーの意思によってサインは可読性や認識を大きく変えてしまいます。サインはきちんと“誰でもが分かるように”作り込まなければいけないのです。
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