心優しい人はデザインもできる
心が優しい人はデザインもできる、というのは厳密には『デザインするときは、素材や文字、色や背景を仲直りさせていく。』という意味です。何かダサいデザインやバランスのとれていないデザイン、微妙なデザインは、この素材や文字、色や背景がケンカしちゃってるんです。それを心やさしいデザイナーがそれぞれ推したり引いたりして、仲直りさせていく作業なのです。
“今回の主役は〇〇だから、あなたはこのフォントでこの色ね、今回はメインのデザインがもう目立ってるから、背景さんは無しね、ごめんね。”
とか。極端、そんな感じでデザインと向き合います。
ケンカしているデザイン
今回のテーマは『11月18日、デザイン展開催』としてインスタにアップしたこのデザインを使用しましょう。
ケンカしているデザインとは、こんな感じです。
もう、大ゲンカです。素材や文字、色や背景、みんなが主張しすぎて、どれも見づらいですね。今回は『11月18日、デザイン展開催』が主役なので、他の素材は主役を引き立てる役にまわってもらいましょう。それにしてもこのデザイン色々やばいです。。。
(修正版)
でかけりゃいい、ってものでも無いです。もう少し落ち着かせましょう。
もうひとつ、シンプルだけどケンカしているデザイン
こんなんです。
実はこっちの方がよく見ます。最近Webデザイナーや未経験デザイナーが流行しており、ふわっとしたデザインをインスタでよく見かけます。これは逆に全部が“ふわっと”していて、主役がいないデザイン。それぞれが謙虚すぎて、どこも目立ってないデザインです。どうぞどうぞって逆にケンカしてるパターンです。これも実は大ゲンカをしてますので、デザイナーはこの中から主役を抜擢してあげて、立たせてあげましょう。
(修正版)
まとめ
デザインを作る際は、最初にざっくり構成や内容を入れ込んでいきますよね。そしてメインを探したり、作っったり、それを引き立たせるために他の素材を入れていく。
(背景から作るデザイナーは良い作り方ではありません。2つめのお蕎麦のデザイン(修正前)がまさに“背景から作ったデザイン”です。メインや内容がデザインできて背景を入れて“より引き立てば”良いですがデザインが沈むようであれば背景を入れなくてもOKです。)
デザイナーは、メインと他の引き立たせる素材がケンカしないようにデザインしてあげてください。そうすればメリハリのついたデザインがきっと出来上がります。