人物の素材をしつこくデザインしないテクニック
デザインの素材の中で、人物の写真はアイキャッチとして強烈です。老若男女、どんな人物の写真でもデザインに使用するとアイキャッチになります。今回は人物の素材を使ったときにアイキャッチ力が強すぎて困る“しつこすぎる人物写真”をうまく活用するテクニックをご紹介します。(紙面の片すみなどに小さく配置する場合は除きます。)
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今回は特にアイキャッチの力が強い、下の画像のような正面を向いている写真を例にテクニックをご紹介します。(正面写真でも目線が外れているとしつこくなかったりします。)
どうですか?このデザインだと顔と日付、上下に目がいって見づらくないですか?
トリミングする
人物のどこの部分が一番目がいきやすいかというと、“目”です。目を中心に顔全体がアイキャッチとして効果があります。ですので目や顔をデザインの紙面からトリミングすればアイキャッチとして弱くなるということです。
どんな時にトリミングするか
わざわざアイキャッチ力を弱くする場合というのはデザインでいうと“コピー”を最初に見て欲しい時です。人物とコピー両方を配置すると、どうしても【人物→コピー】の順番に目が移動しやすいです。(人物を見たときにコピーがチラついて見づらい)人物の顔の印象が強すぎたりするときにもトリミングは効果的です。それを避けるためにこのテクニックを使います。トリミングすることで人物写真がアイキャッチからイメージ画像に変わり、コピーに関連するいわば、イメージ背景のような効果が期待できます。
トリミング注意点
人物写真をトリミングする場合、トリミングしてはいけない場所があります。それは首です。首の位置でトリミングすると嫌な感じが生まれるので絶対に避けましょう。他にも目のすぐ下や鼻のすぐ下など細かい部分もありますのでトリミングしてみて“変な違和感”を感じる箇所ではトリミングすることは避けましょう。一般的には胸のあたりでトリミングします。
応用編①
トリミングした人物写真をより背景、イメージ画像にするために写真を白黒にしたり彩度を落としたり、軽くぼかしたりするのも手です。これにより“人物”と認識しつつもイメージとして認識することができます。
まとめ
今回は人物写真を使う時、しつこくさせないテクニックについてお話ししました。アイキャッチとしては強烈ですが強烈すぎて他の言いたいことが印象に残らない、情報や日付まで目がいかない時などに使うといいでしょう。