久しぶりに本を読むなら耳で聞く本がオススメ
SNSやYouTubeで勉強をされているみなさん、『本（書籍）は読んだほうがいい』とよく聞くかと思います。ただ、本を読むのは非常にめんどくさい。本屋に行ってもどれを買ったらいいのか分からず帰る、本を開いても文字が多くてそっと閉じて帰る、買ったとしても買ったことがピークでそのまま放置、みたいなことがありますよね。本を読むのにハマれば全然たいしたことないのですが学生以来全然読んでないという方は『聞く読書』がオススメです。普段音楽やYouTubeを聴きながら作業している方はうってつけです。
そもそも本なんて全部きちんと読まなくていいですからね。
書籍紹介『伝わるのは１行。』田口まこ
こちらはオーディオブックというアプリで配信されてる本です。デザインや広告業界、キャッチコピー、WEBデザインに関わってる方にオススメです。というか実際聴いてみてタメになった本です。
オーディオブックは30日間無料で聴き放題というプランがあります。
おすすめ聴く場面
・通勤中
・料理中
・筋トレ中
・仕事中
『ながら作業中』がオススメです。中でも一番は車での通勤中。一人の空間で聞くとどんどんインプットされていくのが気持ちいいです。
実際に『伝わるのは１行。』おもしろすぎたので特にタメになった内容を自分の意見を交えてまとめておきます。
『伝わるのは１行。』のまとめ
伝える文章を書くコツ７選
①助詞（てにをは）を取る
そうだ、京都行こう。みたいな。読んだときに自然と『そうだ』『京都行こう』の間で息継ぎができます。それによって両方の単語とも印象に残ります。
②順序を入れ替える（倒置法）
『一行で伝わる』よりも『伝わるのは一行』のほうが絶対にいいですよね。キャッチコピーがなんとなく浮かんだら単語を入れ替えるといい場合もあります。
③言葉を繰り返し（韻を踏むと覚えやすい）
『もっと、もっと〇〇』、『風がつよい、つよい』みたいに言葉を繰り返すことで印象を強めたり言葉に動きが出てきます。『さぁ、〇〇だ』よりも『さぁさぁ、〇〇だ』のほうが動いた言葉に聞こえませんか？他には吉野家の『うまい、安い、早い』、ドリカムの『うれしい！たのしい！大好き！』のように韻を踏んで並べたりするのもいいです。
④掛け声技（肩をポンと叩かれたような気づき）
ねぇ、さぁ、あ！のような掛け声を入れてみます。今こそ、やるぞ、急いで、などの動詞でもOKです。ただし『あ！っと思ったら今すぐクリック！』みたいな薄っぺらいコピーでは誰も共感しませんので使いどころに注意です。人の感情部分に訴えるテクニックですので本当にそう思う場合のみ使用しましょう。
⑤字面（じづら）技
漢字が多いと読みづらいのでバランスを見てひらがなにしたりします。似たような用語で『文字を開く』とも言います。例えば〇〇致します→〇〇いたします。など見た目の印象も変わります。
⑥掛け算技
写真では伝わらないことをコピーにします。（写真で見せているものを言葉にしても同じことの繰り返しになるので他の伝えたいことを言葉にする。）例えば海の写真を見せて、友達４人で行った最後の海。とすればストーリーなんかも伝えられます。
⑦組み合わせ技（対句）
強い、弱いなどの逆の言葉を使ってみる。例えば、『みんな違ってみんないい』みたいな。考えるコツとしては自分の思った気持ちと反対の気持ちも考えてみることです。
以上、原文のままの内容もありますが書籍で一番タメになった内容をまとめてみました。もっと詳しく知りたい方は聞いてみてください！
『伝わるのは１行。』のまとめ②
さらに書籍のオマケとして女性の気持ちを述べていたのでこちらもまとめておきます。男性の心理とは全く違いますので広告やデザインに関わっている男性諸君は必見です。試しに彼女や女性の友達、奥さんなどパートナーに聞いてみるのもありです。
女性ターゲットのときに是非
女性の心はいつも….
①幸せ探しをしている
②コスメが欲しいのではなくコスメを買って幸せな自分が欲しい
③幸せは他の人と共有するものでなく自分で噛みしめるもの
④死ぬまで胸キュン（人、もの、全てに）
大人の女性はバラ、レース、リボン、ハート、ピンクは鉄板です。
⑤オンリーワンしてほしい（特別扱い）
自分がオンリーワンの存在になりたい。お前だけ、あなただけ。小さなものでもあなただけとアプローチをされたい。
⑥運命のシチュエーションをいつも待っている（探している）
例えば、『星座占いを見て、１位だと今日が運命の日だと思って出勤する』『最後の一着など運命の出会いを感じる』『今日の運命のためにもオシャレにあるべき（シャネルの広告）』など、運命に紐づけてます。
⑦あと少しきれいだったらという願望
少女漫画でよくある髪型を変えた、メガネを外したなどで男子が振り向くのが王道です。だからあと少し痩せてたら、小顔だったら、目が大きかったらと幻想を抱きがち。小さな時短美容で全て変わると信じている。また願望に終わりはないので永遠と『あと少し、あと少し』と感じています。
⑧決めないを楽しんでいる
漫画（ドラマ）の『花より男子』は欲張り女子のイケメンアソートです。タイプの違うイケメンをちょっとずつ楽しみたい、大勢のイケメンをいっぺんに。が心を掴んでいます。最近の男性グループのアイドルやアーティストが好まれる理由がこれです。
また人以外にも、好きな食事はちょっとずつ、買い物もあれもこれもと迷ってるのが楽しいなど『少しずつ楽しみたい』という気持ちは当てはまります。一つに決めたら楽しみがそこで終了してしまうというわけです。ただし選ぶものが多すぎると面倒になるという特性もあるので程よい数で。
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ただし上記全て共感無しではありえないということ。男性は良い意味でノリでも共感しますが女性は『そんな自分は嫌だ』と思っているので『共感（内容は面白い）はするけど共感はしない』となります。
女性の共感を得る４つのコツ
①ポジティブに伝える
共感はネガティブからでは生まれません。（ブラックジョークは不要です。）女性は男性と違いノリでは共感しません。『分かるけど、そんなに“私は”ひどくない』と思っています。（的確でも受け入れられない）。例えば、『仕事で肌がボロボロ、疲れ果てたあなたに』ではなく『いつも頑張ってるあなたへ』など。あるあるな共感はポジティブな暮らし、きれいなもので楽しみながらあるあると共感します。
②新しい提案は 今を全肯定してから（否定から入らない）
例えば女性に相談されてアドバイスをする際に、『君も悪いけど向こうも悪いな』とかはNGです。『ありがとう、でもね、こうした方が良くなるよ』 みたいに肯定してからアドバイスします。例えば『あなたはもっと素敵になれる、さぁ変えよう』とか。
③やさしさ、思いやりのある言葉を入れないといけない
女性には『がんばれ』ではなく、『もう頑張らなくていいよ、仕事を頑張れる休日の過ごし方』とか思いやりのある優しい言葉が大切です。
④スポットライトをあてる（心から全肯定）
例えば、『荒れた手→働き者の手（相手は救われる）』『ネイル禁止なら→桃色の健康的な清潔感ある爪』『コンビニ弁当は手抜きではなくかしこい選択（かしこい時短方法）』などマイナスをプラスの要素で言い換えることが大事です。
以上オマケに掲載されいていた女性の心のまとめでした。もっと知りたい方はオーディオブックで是非聞いてみてください。
参考書籍：『伝わるのは１行。』田口まこ
