こんなデザイナーには、ならないで!【今まで出会ったダメなデザイナーをご紹介】
みなさんどんなデザイナーになりたいですか?
・感覚で何でもバシっと作れるデザイナー
・キャッチコピーも作れるデザイナー
・イラストもできるデザイナー
・動画も作れるデザイナー
いろんなデザイナーがいます。しかし世の中には少し困ったデザイナーもいます。
今回は僕が出会ったいろんなデザイナーを紹介します。
できればあまり出会いたくない人たちです。
マウントをとってくる自称デザイナー
アプリやデザインの知識が豊富だけどデザイン力がない。
最近では初心者でも簡単にデザインを学べる時代になってきました。
本屋や図書館に行って勉強しなくてもYouTubeやTwitterを開けば色々なTipsやチュートリアル、参考画像がどんどん出てきます。
しかし気をつけなければならないのは、
『デザインではなくアプリの使い方』も多く出ているということです。
髪の毛の切り抜き方法、〇〇の作り方、目立つ文字の作り方、きれいなグラデーションの作り方など。
これらはデザインではなく、あくまでもフオトショップやイラレの使い方であってデザインではないのです。
このようにアプリやデザインの知識ばかりインプットしていると知識でマウントをとるデザイナーになってしまいます。
世の中にはセンスがあっていろんなデザインを作れるけど、
フォトショップの使い方、入稿のやり方、マスクの使い方も知らないようなデザイナーもいます。
知識だけデザイナーはそういうセンスデザイナーに対して
『そんなことも知らないの?』と謎のマウントをとってきます。
オペレーターとデザイナーは違う職業
アプリやデザインの知識が多いのは良いことです。
しかしそればかりになるとデザイナーではなくオペレーターになってしまします。
デザイナーとオペレーターは違う職種です。
一番やっかいなのはイラレやDTPの知識ばかりでデザイナーを名乗る人です。
そういう人が『そんなことも知らないの?』『〇〇のときは〇〇だよ!それがデザインのルール!』とマウントをとりがちです。
そういう知識ばかりでマウントばかりとってくる自称デザイナーには
『じゃあこのデザインゼロから作ってみて?』と言ってやりましょう。
自称デザイナーはゼロからのデザインを作れません。
かっこよさばかり求めて意味を考えないデザイナー
きれいなデザインをつくるデザイナーに多いです。
一見全体を見るときれいなレイアウト、細かいところも整ったデザインを作っています。
しかしたまに出会います。
読みやすさや言葉の意味を完全無視したデザインをするデザイナー。
下のデザイン、どちらがいいでしょうか?
①はきれいにデザインできてます。②は少しシンプルすぎです。
しかし伝わるのはどちらでしょう。圧倒的に②です。
①を良いデザインという人はいるかもしれまんが意味を理解できる人はいないでしょう。
このレイアウトがかっこいい、この色きれい、このデザインなんかかっこいい。。。
デザインに対してこのように見ていると伝えるデザインではなく
ただきれいなデザインをつくってしまうので注意しましょう。
感覚だけのデザイナー
感覚だけでデザインを作る人です。一人でつくる分には何も問題ありません。
しかしチームや上司がこのタイプだと、とてもやっかいです。
デザインを言葉でなく感覚や見た目の雰囲気で伝えてきます。
『ここの余白分かる?』『この感じで作ってみて?』
ざっくりした、おのれの感覚で伝えてきます。
『デザイナーなら俺のこのデザイン組み取って他に展開できるでしょ!』と言わんばかりの感覚で伝えてきます。
僕も10年ほど、上司からこれを経験していますが、理解できたことはほぼありません。
やはり何事もきちんと説明しなければ相手に伝わりませんし、デザイナーも育ちません。
デザインも『ココとココがセンターで合っているから、周りに余白が生まれる』などと
ときには理論的に伝えることも大事です。
こだわり強すぎるデザイナー
こだわりが強いデザイナーはとても良いことです。
こだわりを持って自信があるデザインをクライアントに提出できるならそれは良いことだと思います。
しかしこだわりが強すぎるとクライアントが困ることもあります。
クライアントにロゴを提出したとしましょう。
デザイナーは白黒、反転、余白の取り方、他のロゴとの並べ方、WEB掲載時の注意など
あらゆる場面もロゴ使用のルールも一緒に提出しました。
しかしクライアントのノンデザイナーの社員がルールを守らずロゴを使用してしまい
ロゴを作ったこだわりが強すぎるデザイナーが『そんな使い方はやめて下さい!』と激怒してしまいます。
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めんどくさいですね。
ルールと共に提出したロゴの使い方は、クライアントに全て任せるくらいの気持ちでいたほうが楽です。
提出したロゴこだわりを持つのは良いことですが、一生ロゴに面倒見るのは大変ですよ。
ノンデザイナーから見ればロゴの使い方、余白の取りかたなんて、そうそう理解できるものではありません。
まとめ
今回は僕が出会った大変なデザイナーをご紹介しました。
どんなデザイナーを目指すかは自由ですが、今回ご紹介したデザイナーになるのはオススメしません。
デザイナーという職業は偉くもなんともありません。
常に謙虚に勉強するデザイナーを目指したいですね。