デザインを構成するときのテクニック【少し掘り下げたデザイン作成】
デザイナーの皆さん、デザインを作るとき構成どうしてますか？
普通はラフや内容、画像をもらっていい感じにレイアウトして作ります。
・金額が分かるデザイン
・日付、イベント日が分かるデザイン
・美味しそうなデザイン
もちろんそれも全然OKだと思います。
でももう一声工夫したデザインもあればクライアントも喜ぶかもしれません。
もう一声工夫したデザイン
ここでデザイナーの提案です。
さきほどのデザイン、金額が分かるデザイン、日付・イベント日が分かるデザイン、美味しそうなデザインなどは
『事実に沿ったデザイン』ともいえるでしょう。
もちろんそれがクライアントの要望で伝えたいこともそれが全てなので全然正解と言えます。
しかしクライアントの中には完成形が見えていない、
デザインをお客さんに見せた後どんな景色が広がるのか見えていない方も多くいらっしゃいます。
そこでデザイナーの出番です。例えば、
・お客さんにデザインを見せた後どんな景色が広がるのか
・お客さんがどんな思いを感じるのか
・お客さんがどんな行動を取るのか
こういった未来を想像してデザインを作れると、デザイナーとしても優秀です。
デザインを見た後にプラスアルファ何かしらの行動、気持ちが沸くデザインが作れるとあなただけのオリジナルなデザインができます。
例えボツになったとしてもクライアントからも『そこまで考えてくれているのか』、もしくはクライアントの見えていなかった景色も広がるきっかけづくりになるかもしれません。
プラスアルファの行動が生まれる構成案
事実のデザインでデザインを考えると同時に色んな可能性も考えてみます。
金額や日付、詳細だけ記載した高い安いなどのデザインではなく、例えば、、、
買った後、誰かにプレゼントするデザイン
『大切なあの人へ』『思いが伝わる』『記念日に渡したい商品No.1』などのキャッチフレーズを入れたデザイン
または２個セットなどのセット売りも想定したデザイン
買った後、SNSに投稿したくなる（自慢したくなる）デザイン
『SNSでも人気！』やハッシュタグ、他のSNSの画像も一緒にデザインする構成に
パッケージや商品がオシャレだと映えるので作りやすいです
買った後、誰かに言いたくなるデザイン
あるあるネタや自虐ネタをコピーにしたちょっと笑えるデザイン
思わず『へぇ〜』と言ってしまいそうな雑学を盛り込んだデザイン
他にも、
・WELCOME！ようこそ！と共に楽しそうな素材を使ったデザイン
・お気をつけてお帰りください。と共に家庭、家の素材を使ったデザイン（家に帰りたくなるようなデザイン）
気をつけないといけないこと
新しい行動を生むデザイン、違う気持ちにもなれるデザインを作る際に注意しなければならないことがあります。
それはクライアントの思いとは違う気持ちをちょっとでも生み出すことです。
例えばこんな感じです。
依頼：肉料理を食べたくなるデザイン
構成案：焼肉のデザインを作る際に『魚料理よりも肉料理』とフレーズを使い比較するデザインを構成。
その際、美味しそうな肉の写真と一緒に美味しそうな魚の写真も使用する。
出来上がったデザインには美味しそうな肉料理の写真がありますが一緒に魚料理も写真も構成されています。
極端かもしれませんがお客さんの中には、
『やっぱり今日は魚料理が食べたいな』と
感じてしまう人もいるかもしれません。
新たな気持ちを生んでしまうデザイン案にはこういった『意図しない気持ちを生む可能性』もあることを注意して下さい。
まとめ【ワクワクするデザインを作る】
ただの事実だけを載せたデザイン、レイアウトや色などを工夫したデザインも全然OKですが
今回のお話のように少し掘り下げた内容を組み込んだデザインができるとより喜ばれるデザインになるでしょう。
ただこれは意図した素材やキャッチコピーを考えなければいけない場合が多いです。
少し難しく感じるかもしれません。
思いつかない、キャッチコピーが考えられないというデザイナーもいます。
そんなときはデザインを作る際に『ワクワクするデザイン』を意識して作ってみてはいかがでしょう。
デザインを見た人がワクワクする、なんだか楽しい気持ちになる、そんなデザインができたらいいですね。
