アイデアやデザインイメージを【無理やり】出す方法
今回はアイデアを出す方法をまとめます。
デザイナーはまず頭の中にイメージを浮かべます。デザインの構図だったりストーリーだったり。
デザインはイメージやアイデアがなければ作ることはできません。
『こういう風にしたい』『〇〇を伝えたい』
イメージ無くしてデザインは完成せず、イメージのないままデザインを作ってもいいものは生まれません。自分でも何を作ったのかよくわからないものが完成してしまいます。
たまに形や構図的にデザインを作る人もいますが、その意味や真意を聞くと空っぽなまま完成させています。そういうのは大抵右から左へ人のデザインをパクってるデザイナーが多いように思います。
デザイナーはアイデアをストックさせている(デザインの引き出しを持つ)
デザイナーは日頃からTV、看板、広告、本、SNSなどあらゆることから自分の引き出しを増やすためにインプットしています。
『あ、これなんかに使えるかも』
『これいつか試してみたい』
世の中のあらゆるものにアンテナを張っています。
そして、いざデザインを作るときはその引き出しからアイデアを組み合わせ、自分の思いをのせてデザインを作ります。
デザイナーにもストック数に限界はある
デザイナーも他の人間と変わりません。
自分の引き出しといえどストック数には限界があります。
頭の中にインプットしたつもりでも思い出せるのはごくわずかでしょう。
しかもインプットしたものはどんどんアウトプットしていきます。
デザインはいつまでも同じものを出すわけにもいきません。
デザイナーは新しいものをどんどん出していかなければいけませんし、それを求められるでしょう。
引き出しが無い場合、イメージが全然浮かばない場合、
締め切りが近づいても全然デザインができない場合。。。
そんなときデザイナーはどうするか。
デザイナーはある方法でイメージ、アイデアを無理やり出しているのです。
イメージを【無理やり】生むきっかけ作り
デザイナー自身のアイデアストックの他に【アイデアのきっかけ】ストックが存在します。
アイデアのきっかけストックとは、
何かしらの行動をすることでイメージを無理やり浮かばせデザインのアイデアを出しています。
『私はイメージ、アイデアが浮かんでから作るので。。。』
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そんな悠長なこと言っている場合ではありません!
締め切りが明日の場合、当日中に必ずアイデアを出さなければいけない場合など
デザイナーをやっていると必ずその場面はやってきます。
アイデアを無理やりでも出さないといけない場面が必ずやってきます。
アイデアが浮かぶきっかけを増やす
アイデアを無理やり出すきっかけ作り、行動には色々なものがあります。
デザインのポスターが載っている本、キャッチコピーの本、ティザー映像、YouTube、音楽を聴く、散歩する、お風呂に入るetc…
デザインに関わることもですが、自分の『テンションがあがること』も大事です。
例えば『好きな音楽を聴いて目をつむるとデザインが浮かんでくる』そういうイメージです。
締め切りが近いとはいえ、机の上で何時間も頭をひねってもアイデアは出ません。
一回音楽を聴く、散歩に出かけるなど総合的にみればこっちのほうが早くデザインができる場合もあります。
きっかけ作りでイメージ、アイデアを増幅させる
無理やりアイデアを出す方法にはもう一つも役目もあります。
デザインのイメージやアイデアはごく小さいものです。
・頭の中で小さなイメージは浮かぶけど、そこからデザインまでは浮かばない。
・テーマは浮かんだけどそこからの展開が浮かばない。
デザイナーはこういう『小さいイメージ』しか浮かばないこともあります。
この小さいイメージは数分すると消えてしまいます。種火みたいなものです。
デザイナーはこの小さいイメージを消えないように、
全体のイメージができるまで増幅させる必要があるのです。
そこで活躍するのが先ほど書いた『テンションがあがること』をします。
頭の中で先程の小さなイメージを置いたまま、
音楽を聴いたり、デザイン本を眺めたり。
テンションもあがると次第に全体のイメージも浮かんでくることでしょう。
※全然浮かばないこともありますが、その小さなイメージはそもそも大きくならなかったアイデアとして割り切って捨ててしまいましょう。
まとめ
今回は時間が無いとき、締め切りが迫っているときにデザインアイデアやイメージを【無理やり出す】方法をご紹介しました。
個人的なおすすめは『イヤホンで音楽を聴く(爆音)』ことです。
外の世界が遮断され自分の頭の中だけが見えるのでアイデアやイメージも大きくなります。
このテンションを上げる行動は一つに絞らない方が良いです。
音楽を聴くにしてもデザインによって曲を分けたり、
デザイン本でも写真だけのもの、デザインの構図が載っているもの、キャッチコピーが載っているもの、
日常の様々な行動など
あらゆるジャンルをストックしておくことが大事です。