デザイナーは自分だけのデザイン教科書を手元に置くべし
デザイナーは自分だけの教科書を手元に置いておくことをオススメします。
自分だけの教科書とは、デザインの発想が広がる本を手元に置いておくということです。
いつもデザインが浮かんで作れるデザイナーには不要ですが、
初心者の頃はどんなデザインを作ろうか、何を伝えるデザインにしようか悩みます。
頭の中で数時間、1日過ごしても浮かばないことなんてしょっちゅうです。
自分の頭の中だけでは発想の限界があります。
そんな時に発想が広がる自分だけの教科書を置いておくとよいでしょう。
「自分の頭の中だけで発想するのは限界がある」について
“発想”とは今まで自分が体験したこと、見たことだけでしか考えられないということです。それ以外の発想は決して生まれることはありません。たまにデザインにしろ企画にしろ他の人の意見も聞かずに、頑なに自分の頭だけで考えようとする人がいます。これではより良いものは生まれるはずもありません。一度頭を解放していろんなものを取り込むことをしてみましょう。
自分で発想が広がる教科書の見つけ方
デザインの本にもいろんなジャンルがあります。
グラフィックが載っている本、チュートリアルの本、イラストの参考が載っている本、デザインの考え方や広告について書かれている本などデザインといえど色々なジャンルがあります。
その中で“この本は頭の中でいろんな発想が浮かぶぞ”というジャンルを見つけてみましょう。
ジャンルを探すやり方は本屋に行くのが一番早いです。
WebやAmazon、SNSでは表面だけしか載っておらずジャンルごとに中身まで確認することが難しいです。
本屋ならばジャンルごとにまとまっていますし、やはり中身まで見えるというのが大きいです。パラパラっと端から端まで、ざっと見ができるのがとても良いです。
本屋じゃなくて図書館は?
図書館もいいと思いますが図書館は発行古いものもあり最先端を追いかけるデザインという職業には少し不利かもしれません。実際自分も図書館でデザインの本を見ながら勉強していた時期がありました。しかしそこで気づくのです。
”このデザイン、この考え方って古いんじゃないか”と。古い考え方やデザインを勉強しても今のデザインの参考にならないのではないか。そう感じて図書館で本で勉強するのはやめました。(もちろん最新のデザインがある図書館ならば全然OKだと思います。)
自分はコピーの載ってるデザイン本です
デザイナー人それぞれ発想が浮かびやすいジャンルがあると思いますが今までで一番発想が浮かびやすい本をご紹介します。
こちらは自分で赤本と呼んでいるキャッチコピーの本です。
「赤本」と呼ぶと大学受験のときに使うアレですね。つまり赤本=参考になる本という位置付けでもあるのでそのように名付けました。結構高額ですが、少し古い本なので探すと中古もあるみたいなのでお得に買えそうです。
この本に載っているキャッチコピーは色んな妄想、想像か広がっていきます。実はキャッチコピーだけでなくデザインも一緒に載っている本です。キャッチコピーが載っているデザイン本というのが近いかもしれません。
このシリーズに青いもの(青本と呼んでいます)もありますが、そちらはSNS時代と重なり悪い意味で少し時代を感じさせてしまいます。赤本の方はSNSや現代のITなど以前の発行ですのでキャッチコピーが人の心をより本質を捉えているものが多い気がします。
デザイン案を悩んだ時、特に「このデザインは何が言いたいのか」とデザインの根源を考える時に重宝しています。
【教科書だけじゃない】自分だけの勉強ノートもおすすめ
デザイナーはデザイン本をそのまま真似するだけではいけません。
それはただのオペレーター。。。フォトショップやイラレの作業をしているだけです。
デザイナーは自分で気づいたことを整理して考えて、自分のデザイン(考え)を表現していきます。
フォトショップやイラレはその手段です。
過去自分で気づいたことや勉強したことが知識となり発想やデザインの糧となります。
その糧は頭のなかだけで記憶するには限界があります。
見たり聞いたり、教えてもらったり、自分で気づいたこと、勉強したこと等はノートにまとめておくのが良いです。
自分だけのノートの書き方は「〇〇すると△△って見えるな」と気づく事
それは売っている本、Webに載っているノウハウ、チュートリアルの域を超えた自分だけのバイブルになるでしょう。