写真をグラデーションでぼかすのはNG【初心者やりがち】

写真をグラデーションでぼかすのはNG【初心者やりがち】

初心者のデザイナーがやりがちな写真加工の方法として、マスク&グラデーションで消すことがあります。

何故このような加工、処理をしてしまうのかというと写真の上に文字を書く際に写真が邪魔だからです。写真の上にそのまま文字を重ねると見づらいデザインになってしまうため、白背景を作るために写真を消す加工をしてしまうんですね。

こんな感じで↓

この方法なんですがあまり良くないです。ダメな理由を今回はまとめますので参考にしてみてください。

写真をぼかすとダメな理由

①写真の良さまで消してしまう

そもそも、写真素材はそのまま使用するのが1番です。カメラマンが光や反射などを考えて一番良いと思った構図で撮影した写真です。デザイナーが後からぼかしたりすると写真やカメラマンの良さを消してしまいます。

②デザインがぼやっとする

写真をぼかすと、デザイン全体が“ぼやっと”してしまいます。ぼやっとすると目にとまりづらかったり、ダサい感じになります。デザインは伝えたいことをはっきり伝えるのが大事です。※特に看板やのぼりなど、大きな媒体にぼやっとする加工は避けましょう!

③デザインとして簡単に考え過ぎている

ぼかす加工は、簡単な処理といえます。デザイナーなら素材をそのままでも、カッコよく見せるのが腕の見せ所。安易な手法でデザインをしてしまっては、良いデザイナーから遠のいてしまいます

④あまり綺麗なデザインでなくなる

②と似ていますがぼかす加工はあまり綺麗ではないですよね。なんか悪い意味でデザインっぽくて不自然な感じがしませんか?

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写真はそのままが一番

とはいえ、写真をそのまま配置するのがどうしても無理な場合があります。

一つの方法としてどうしても無理な場合は写真のトリミングがオススメです

トリミングといっても、なかなか初心者にとっては切る箇所が難しかったりします。

トリミングのコツ(余白が大事です!)に関してまとめているのでこちらをご参考にしてみてください。

写真のトリミングのコツ【写真の見るポイント】

 

写真をそのまま使用する際の注意

写真をそのまま使用するとなると、テキストなどのデザインにおいてもう一つ初心者がしてしまう悪いことがあります

境界線やドロップシャドウでの加です。

これは先程の【ぼかすとダメな理由③】と同じですがデザインとしてあまりよくありません。一般的に境界線はダサいです。(※YouTubeのサムネデザインなど境界線加工が大事なデザインもあります)

境界線がダサくなるデザインのお話はコチラです。

デザイナーはテキストに境界線(文字の枠線)も使うな

境界線を入れないと無理、他の方法が見つからない!という方は、

文字の下に四角(帯)などを敷きましょう写真に合うスマートなデザインになるはずです。

簡単に修正するとこんな感じです↓

まとめ

今回は初心者がやってしまいがちな写真加工について注意点をお話ししました。『写真はそのままでデザインを考える』ことが大事です。デザイナーが変な加工をしてしまうと写真自体が持っている力が弱くなってしまいます。どうしても無理な場合はトリミングや写真に合うような四角(帯)を敷いたりできるだけスマートなデザインをしましょう。

簡単な加工や境界線、マスクで消すのは簡単です。しかしあなたがデザイナーなら、もう少しデザインや配置を考えて写真や素材を活かすデザインを練ることが良いデザイナーに近づく一歩です。

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