日付デザインをこだわるデザイナーは優秀
デザインの中で、日付の扱いはしばしば見過ごされがちです。しかし、優れたデザイナーは細部にこだわるもの。
特に日付デザインの重要性を理解し、その配置やスタイルに工夫を凝らすことは、全体の完成度を高めるために不可欠です。
せっかくデザインがいいのに日付のデザイン(組み方)が変
多くのデザイン作品で、主なビジュアルやレイアウトは美しくまとまっているのに、日付のデザインがそれに見合っていないことがあります。これはなぜでしょうか?
原因
・日付をデザイン素材の一部と思って配置している
多くのデザイナーが日付を他のデザイン要素と同じように扱い、単なる装飾の一部として配置してしまうことがあります。
しかし、日付は情報を伝えるための重要な要素であり、その配置やフォント選びには慎重になる必要があります。
・情報を伝えるデザインと思っていない
デザインの本質は情報を視覚的に伝えることです。日付もその一部であり、見やすく、理解しやすい形で表示されるべきです。
しかし、日付を単なる装飾要素と捉えてしまうと、視認性や情報伝達の面で劣るデザインになってしまいます。
・かっこいい、スタイリッシュなデザインを作ろうとしている
デザインをスタイリッシュに仕上げようとするあまり、日付が見にくくなってしまうこともあります。
フォントが過度に装飾的だったり、組み方がデザイン寄りになりすぎると、日付が視認しづらくなります。
美しさと機能性のバランスを取ることが重要です。
結論
優秀なデザイナーは、細部にこだわり、日付のデザインにも特別な注意を払います。
日付は単なる装飾ではなく、情報を伝えるための重要な要素であることを認識し、その配置やスタイルに慎重に取り組むべきです。
デザイン全体の調和を保ちながら、視認性と機能性を両立させることで、完成度の高いデザインが実現します。
デザインにおいて、細部に宿る美しさを追求することが、真のプロフェッショナルの証です。
次回デザインを手がける際は、ぜひ日付デザインにもこだわりを持って取り組んでみてください。それが全体のクオリティを一段と引き上げることでしょう。
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と、AI(ChatGPT)も言っています。
先日こんな日付デザインを見かけたんですよ。
赤丸の箇所が変と感じた部分です。
全体のデザインはとても良かったのに日付の組み方が変と感じ、もったいないデザインでした。
似たような事例だとこんなのもあります。
数字の間が詰まりすぎて全体のバランスがおかしくなってます。
1桁の数字と1桁の数字を同じ感覚でバランスをとってはいけません。
1や9など数字の空いてる部分は余白ではありません。
余白を詰めればスタイリッシュなデザインになることは一理ありますが数字などの文字自体の余白は埋めてはいけないのです。
こちらはノンデザイナーや経験が浅いデザイナーによく見かけます。
普通に日本語をキーボードで打つと同じ数値(ポイント)の大きさなのに、漢字と数字、ひらがなは大きさ、高さが違ってきます。
上の日付がそうです。
逆に下の画像が高さが揃いすぎています。
デザインでは縦横など揃えることは良いことです。
しかし場合によっては揃えることで逆に見づらくなることも多くあることを理解しなければいけません。
これらまとめて修正してみましょう。
コツとしては一文字ずつレイヤーを分けて合わせやすかったり、“ピリオド.やコロン:、スラッシュ/なども含めて全体のフォントの太さを合わせることです。
高さや大きさ、幅を変えるだけでなく、場合によっては一部分のフォントを変えたり、シェイプを足したりして綺麗に揃えていきます。
後、別件ですがWebなどで「おしゃれ 日付 デザイン」とかで検索するといろんな日付デザインが出ます。
そのなかでかっこよさ、おしゃれ自体が目的になりすぎたデザインもしばしば見られます。
左二つは数字がオブジェによって隠れすぎているもの。
極論これだと14日なのか4日なのか、際どいです。
わかると言えばわかりますが、かっこいいから?おしゃれだから?デザイナーによって数字が見づらくなってしまってはいけません。
右半分はフォントでデザインしすぎているもの。
独特なフォントやフォントの組み方によって数字でなく記号やマークになりすぎているものです。
これらはディズニーなど大手企業がデザインする分は何も問題ありません。世界観やデザイン、ブランド自体が優先だからです。
しかし一般的なデザイン、少しデザインが分かってきたデザイナー2年目の方などがしがちです。(自分もそうでした。)
日付は情報を伝えるもの。
本来の目的を間違わないようにデザインしていきたいですね。