コピーを考えるときの言葉の選び方【何でもやっちゃう地方のデザイナーさんへ】

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地方と都会ではデザイナーの仕事内容が違います

地方のデザイナーってデザインだけでなく、コピーや写真撮影、記事なんかも書きますよね。都会と地方を行き来したことあるデザイナーさんならそのギャップに驚く人もいたと思います。

そんな地方ならでは、少人数の会社など、今回はコピーも考えるデザイナーさんへ『言葉を選ぶ基準【”漢字”なのか、“ひらがな”なのか】』についてまとめます。

デザイナーなら『硝子』でなく『ガラス』と書くべし

いきなりなんですが下の漢字読めますか?

『硝子』

・いやいや、読めるでしょ!

・一瞬、『?』が浮かんだけど読めた。

・読めなかった。

ガラスと読むのですが、みなさんどう思いましたか?

デザイナーなら、読める読めないではなく“全く違うこと”を考えなければなりません次の項が大事ですので是非続けてお読みくださいませ。

言葉を選ぶ基準【”漢字”なのか、“ひらがな”なのか】※この項目が一番大事です!

大事なのはここからなんですが、デザイナーなら読めると思うけど、読めない人もいるかもと感じることです。

これができればキャッチコピーや記事を書くときに『硝子』とは書きません。必ず『ガラス』と書くし、キャッチコピーでも『ガラス』で文字をデザインします。YouTubeやブロブを勉強すると必ず書いてあるのですが、つまりは『小学生でもわかるように』することです。

特にキャッチコピーなどは、不特定多数の方々に向けて書くことが多いです(完全にターゲットが決まっている場合もありますが、それはディレクターさんが凄い方です)。つまり誰でも共通して認識できる言葉を選ぶべきなのです。

キャッチコピーを考えるときに漢字とひらがな、そしてカタカナに変換して『(小学生にも)伝わるのはどれか』と一度考えてみると良いかもしれません。極論かもしれませんが、人は一瞬でも読めない言葉があると『イラッ』とします。言葉を伝えるときに『イラッ』とされては意味がありません。デザイナーはそういう『不要な感情』を与えたり、作り出したりしてはいけません。

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ちなみにですが発達障がいである僕の目線ですが、フォントや色などの違いも敏感になります。例えば『ガラス』と書かれていても明朝体で“はらい”の箇所が鋭かったりすると目を背けたくなります。真っ黒や真っ赤など色彩の強い色だとなおさらです。少数かもしれませんが、世の中そういう人もいることを知っていただければ幸いです。

あえて漢字にする場合もある

「じゃあ、漢字は基本やめた方がいいね」と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。

例えば『躍動する〇〇』とかどうですか?(『やくどう』と読みます)

全員が読めるように『やくどうする〇〇』とひらがなで書くとどうでしょう。なんか弱く感じませんか?

つまり漢字にすることで『力強さ』や『頼もしさ』を伝えるのです。この場合、『力強さ』を伝える目的であれば漢字で書くことが正解です。デザイナーは『何を伝えないといけないのか』をきちんと理解した上でコピーを考えていきましょう。

この『何を伝えないといけないのか』という本来の目的はすぐに忘れてしまうので、ふせんで貼っておいたり、他の人たちに何回も確認するのが良いです。(他の人と何回も確認することでチームとして目的を忘れない効果もあります。おすすめです。

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ちなみに、漢字に『ふりがな』を入れるテクニックの解説はコチラ!

大きな文字に小さくを“ふりがな”をつけるテクニック

まとめ

今回は地方でがんばるデザイナーさん、コピーも考えるデザイナーさんにコピーを選ぶ基準をまとめました。細かいことを言えば接続詞やフォント、色や文字間などでも与える印象は変わってきます。途中にも書きましたが、最初のうちは実際に【漢字】【ひらがな】【カタカナ】全部に変換してみて一番伝わりやすいものを選ぶと良いと思います逆に『これくらい読めるだろう』と自分で勝手に決めるのことは、とても危険ですのでご注意ください。

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みどりさん

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